meet VECLOS × 音楽プロデューサー・作曲家 蔦谷 好位置

モバイルで音楽制作するのにピッタリのスピーカーだね。

数多くのトップアーティストのプロデュースやアレンジ、楽曲提供を行ってきた蔦谷好位置。日本の音楽を支える彼のスタジオで、VECLOSはどんな活躍を見せるのだろうか。

蔦谷 好位置 TSUTAYA KOICHI

音楽プロデューサー、作曲家。ジャンルを超越した秀逸なアレンジ能力と、美しく切ない普遍的なメロディーのソングライティング力を兼ね備えている。YUKI、Superfly、ゆず、エレファントカシマシ、木村カエラ、JUJU、back number、米津玄師など多くのアーティストへ楽曲提供やプロデュース、アレンジを行うなど、現在の日本の音楽シーンを支えるキーパーソンの1人。

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WORK

ハービー・ハンコックの演奏に衝撃を受け音楽を「作る」プロデュースにシフト。

音楽は子どものころから。ピアノから始めて、音楽教室でエレクトーンも習っていました。中学生ぐらいからクラシックやジャズも好きになって、いろんなジャンルの曲を演奏するようになりました。演奏するのも好きだったんですけど、曲の構成がどうなってるのかを考えたり、和音を分析したり、自分で曲を作ったりすることも好きでした。はっきりとプロデュースに目覚めたのは大学生のころ。当時バンドで演奏しながら、一生懸命ジャズピアノも練習していたんですが、あるときハービー・ハンコックのライブを観に言ったら、それがあまりにも凄くて衝撃で。これは一生頑張っても、いや、二生、三生かけてもジャズピアノでは勝てないと思い知りました。でもアレンジや作曲だったら自分にしかできないものがあるかもしれない。そのあたりから演奏よりも、音楽を作るプロデュースの方向にシフトしていきました。あきらめがいいんですよ(笑)。

「この曲を10年間待っていた」と言ってくれた『JOY』が大ヒット。

僕は一度CANNABISというロックバンドでメジャーデビューしたのですが、全然売れなくて結局解散。その後2年ぐらいは「何が足りなかったんだろう」と自分なりの正解を探し続ける時期でした。そのころ名刺代わりにデモCDを持ち歩いていて、いろんな人に渡して歩いていたんですが、なかなか聴いてもらえない感じでした。それでも続けていたら、今の所属事務所アゲハスプリングスの代表(玉井健二)が気に入ってくれて、YUKIさんにも届いて「この曲を10年待っていました」って言ってもらえたんです。それが『JOY』という曲でした。『JOY』はもともと僕のバンドでやっていた曲です。当時はレコード会社の人に「弱い」と言われていましたが、YUKIさんが歌うことにより生まれ変わり、自分がやってきたことはそんなに間違っていなかったんじゃないかなと、思えるようになりました。

いい曲が生まれる瞬間に立ち会えるのがプロデュースの醍醐味だと思う。

プロデュースって「ここをちょっと変えたら良くなる」っていう気づきを与えるのが仕事の一つだと思うんです。たとえば、ゆずの『逢いたい』。最初にゆずの北川くんが作ってきたデモを聴いて、悪くなかったし充分いいと思ったのですが、何か突破していないような気がしたんです。それであるホテルの朝食に呼び出して「誰に逢いたいのか、魂の言葉が聞きたいし、メロディーだってもっと詰められると思う」って言ったんです。相当ムカついたと思うんですけど、お互いに刀を抜きあっているような感じになって、次の日に最高のものが上がって来たんです。僕もそれに応えるしかないと思い一生懸命やりきった結果、本当にいい作品に仕上がりました。
プロデュースの醍醐味は、いい曲が生まれる瞬間に立ち会えること。2年ほど前に『Beautiful』っていう曲をSuperflyの志帆ちゃんと一緒に作ったんですけど、最初、志帆ちゃんがサビのメロディーを作ったんです。その後は今とちょっと違うメロディーだったんですが、これを聴いたときに「あ、いいのが思い浮かんだ」と思って曲全体を作って、それを聴かせたら、めちゃくちゃ喜んでくれました。「私がやりたかったの、これです!」って。そう言われたときは、すごく嬉しかったと同時に、これは人の心に残る、感動できる曲になると確信しました。

IMPRESSIONS

スピーカーの位置や向きが変えられるのが便利。軽いから旅にもいいし、色もきれいです。

初めてVECLOSを使って思ったのは「これは便利だな」ってこと。最近の一体型のスピーカーと違って、スピーカーの位置や向きを好きに変えられるじゃないですか。まずそれがいいと思いました。それと軽いのもいい。先日海外に行きましたが、仕事で音を聴く必要があってスピーカーを持っていったんですが、重かったんですよ。VECLOSなら3分の1ぐらいの重量だし、音質もすごくいいので旅にぴったりですね。あと意外と大事なのがBluetoothの接続が早いこと。それと色もきれいです。確かにちょっと水筒っぽい。今は黒を使ってるけど、このスタジオなら赤もいいですね。

ハイエンドがしっかり見えるし、定位もわかる。外でのレコーディングにも持っていきたいと思います。

実際にVECLOSをスタジオで使ってみましたが、こんな小さいスピーカーが鳴っているとは思えないぐらい音に解像度があります。たとえば96kHzでレコーディングした曲を聴いてみたんですけど、リバーブの残響のニュアンスや超高域のハイエンドの伸びがしっかり見えました。これはすごいと思います。ミキシング作業のときって、バランスを確認するために大きなスピーカーだけでなく、ラジカセみたいな小さなスピーカーでも聴くようにしているんですが、そのときのリファレンス用のスピーカーとしてもすごくいい。一体型のものと違って、L/Rの定位がしっかり確認できるのもすごくいいですよね。たとえばパンを振ってディレイをかけたときの気持ちよさとかが、これなら作りながら分かると思います。持ち歩き用にもう一台VECLOSを買って外のレコーディングにも持って行こうと思ってます。

作家のように、旅をしながら音楽を作りたい。モバイルでの音楽制作にVECLOSは最高です。

実を言うといま、音楽制作をモバイル環境にしたいと思っているんです。ノートパソコンにシーケンサーなどのソフトを全部入れて、音楽制作環境をまるごと持って歩けるようにしたいんですけど、そのときのスピーカーをどうしようかと思ってたところ。VECLOSはそれにピッタリです。作家がホテルに籠もったり、旅をしながら本を書いたりするのに憧れていたんですよ。ノートパソコンとこの小さいスピーカーがあれば、どこでも音楽が作れるじゃないですか。最近、アメリカやイギリスではco-writeといって、何人かで作曲するスタイルがあるんですね。ビートを作る人、コードを作る人、メロディーを作る人がいて、それぞれ楽器やパソコンを持ち寄ってセッションみたいに曲を作る。作曲に4人も5人もクレジットされてるんです。いろんな人の考えが入ることで、自分にはまったくなかった発想のものができあがる。これからは自分もどんどんこのco-writeをやっていきたいと考えたら、モバイル環境を持っていって、すぐその場で「こういう感じどう?」って提案できたほうが絶対にいい。そんなとき、これは最高だなと思います。

VECLOSで音楽を鳴らしていろんな曲をいい音で楽しんでほしい。

いま世界の音楽はすごく面白くなっていると思います。シンガーもラップを出すし、ラッパーも歌う。ジャンルの垣根がなくなってきています。ヒットチャートの上のほうに、生の手触りの曲とエレクトロが普通に並んでる。CDを一度もリリースしていないのにグラミー賞の3冠をとったチャンス・ザ・ラッパーのようなミュージシャンも現れています。本当にどんどん良い曲が出ていて、こんなに飽和状態になると良い曲はないんじゃないかと思われがちですけど、そうじゃないです。チェックするのが大変になっているだけで、とにかく良い曲はいっぱい出ています。リスナーの側はSpotifyでもApple Musicでも自分にあったプラットフォームを選んで、とにかく音楽の近くに身を置いてほしい。いまは音楽に触れるチャンスがすごく増えていて、携帯でもタブレットでも簡単に音楽が聴けます。でも、手軽になったことですぐに離れてしまう人も多くなる。そういうときVECLOSのようなスピーカーを手にすることで、いい音で音楽が聴ける。音が良ければその音楽の魅力にもっと気づけると思うんです。みなさんにもぜひいい音で音楽を聴いてもらいたいし、僕が作る曲も、こんないい音のスピーカーで聴いてもらえると最高ですね。

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